ほどほどの人生のすすめ


先日、24回目の誕生日を迎えた。干支は12年でひと回りするから、もうかれこれふた回りは生きた計算になる。そこで、ある休みの日に、布団で寝っ転がりながら自分の人生について考えてみたので、以下に記したい。


朝起きて、鏡の前に立つたびに、自信のカケラも見えない暗い顔が映る。冴えないよなあ、と自分でも思う。

僕はすぐヒゲが伸びるから、毎朝自分の顔と対峙しながらシェーバーを繰らないといけない。10分かけてようやく身だしなみを整えて、家を飛び出していく。そうやって1日が始まっていく。


僕はないないだらけの人生を送っている。顔はいまいちだし、手先も器用じゃない。背だって高くない(むしろ低い)。歌は上手くないし、頭の回転も早くない。運動神経だって人並みか、それ以下かも知れない。だけど最近は、それでいいかな、と思えるようになってきた。

だって顔がカッコよかったら異性にモテまくって大変だろうし、背が高かったら飛行機で座席移動するときに苦労しそうだし、歌が上手かったらカラオケで歌いすぎて喉にポリープができそうだし、運動神経が良すぎてもスポーツのやりすぎで身体を壊しそうだ。自分は、何か特別な才能に恵まれていなくて本当によかったと思っている。そこに僻みはない。


パーフェクトを目指すことなんかない。人生ほどほどに生きていけばいいかなー。というのが、24年間生きてきた私の所感である。もちろん、異論は受け付ける。